正確無比って銀行の代名詞のように聞こえるけど、銀行も実は間違える事はあります。
でも間違えは絶対そのままに放置しないという文化が根づいている。よく1円でも違うと帰れないっていうけど、それは本当。ただ1円しか違わないって事はあまりない。10万円とか100万円とか違う。どんな金額でも違うと原因追究するから
『1円でも違うと帰れない』
という言葉が出てきたのだと思う。
まあお預かりしているのは大事なお金だから当然といえば当然だけどね。
でも人間だから間違える事もある。ただ銀行の凄いところはそれを自分たちの間違えとしないところだ。
例えば、借入の契約書や手形に印紙を貼るのだが、債権額によって印紙の額は違うし、契約書か手形かによっても違う。特に新人とかがやると意外と間違えたりする。
本来これは銀行が間違えたのだから、この費用は銀行が被るべきものなのだ。
しかし、お客さんの顔色をみて負担させたりする。まあ借入の印紙なんていうのは借入が起きるから発生するものであって、銀行が強く言えばお客も渋々納得するからね。
でそれをお客さんにお願いするのは、営業担当者なんだよ。自分も支店の副支店長あたりから
『頼む。』
と言われ仕方なく行った。もっと生産的な事に力を使うべきだけど、その時はそれがとても大事な事だった。
でも言われたお客さんはたまったものではないよね。思い切り銀行はミスを認めないという理屈だからね。
そういえば職業柄、会計事務所と話をする事が多いのだが、そこも担当者から上司まで、頑なに自分たちのミスを認めない。
ああでもないこうでもないと理由をつけて言い訳する。
一言すいませんと言えばいいのにね。おバカな銀行に似ているよ
でも最近銀行もだいぶ変わった。少なくともミスを認めるようになったし、金額が少なければ経費処理するようになった。
銀行を辞める直前にある部下がお客さんから頼まれていたことを放置してしまって、手数料を1年近く余分にとってしまった。金額にして5万円くらいだけどね。まぁ1年間気がつかないお客もお客だけど、このケースお客さんに手数料返したよ。まぁ金額が少なかった事と、金銭で解決できるなら、長引かせるなという事だよね。
銀行を良く言うのはサイトの趣旨に反するけど、銀行も変わったなと思った瞬間でした。
ところで、変わったと言えば接待ですね。次回は接待のお話をしましょう。