前回銀行は、自転車操業という話をしたけれど、それに関連した話。
今ある企業の手伝いをしているのだが、そこに時々信用金庫のお兄さんが集金に来ます。彼に聞いたら、信用金庫の営業マンも大変らしい。1日に積立の集金だけで30件。その他に口座開設や、積立の新約、投資信託の獲得に加えて、融資の目標がある。融資だけでも、法人宛融資と個人向けのローンとある。もうパニックっていて何がなんだかわかってない。こちらの話もうわの空。次のお客さんのところに行かねば・・・・。
そう言えば私も彼と同じでした。当時は貸出の目標だけでも、長期や短期だけでなく保証。協会付き融資や、法人向けのローンなど何種類もあった。それも、全てについて目標金額が決められていて未達成は許されなかった。とてもできる目標でない。
銀行の融資って審査があるから誰でも貸せるわけではない。でも現場の営業マンは目標のためには、全ての会社に貸したいと思っている。とにかく、会う人会う人に『かたっぱしから決算書持って来い。全部貸してやる』という感じだった。
これって今冷静に考えると、自転車操業ですよね。