昨晩遅く知り合いの社長から電話が。
『明日までに500万円必要なんだけど』
『え?』
『支払いが・・・』
どうしたのかとよく聞くと、どうも会社の支払いがあり、銀行カードローンでの調達を考えているらしい。彼は銀行員だった私にカードローンについて聞きたかったのである。会社で予定していた入金が遅れるのはよくある事。でもそれをカードローンで補おうとすると大失敗する。
資金繰りの話は別の機会にするとして、今日はカードローンのお話。
今カードローンはすごく宣伝していて誰でも高額を借入できる感じだが、実はそんなに甘くない。500万円迄まで即日融資などとあるので100万円くらいはねえと思うが、それは甘い。そもそもカードローンは少額の融資をするための商品なのだ。5万円とか10万円を融資する商品です。高額融資は考えてないから、審査も50万円とか100万円を超えると急に厳しくなる。少額の極度額で取引を開始して、1年くらいの利用実績をみて枠を増やしていく商品なのだ。
『えっ、そうなの?』
『そうです』
だって考えてみてよ。
貴方だって給料日前に貸してと頼まれた同僚には5万円貸すかもしれないけど、電車の隣に座った見ず知らずのおじさんが、年収1000万円の収入証明を見せて100万円貸してと言ってきたら貸しますかって話。慎重になるだろ。それと同じだよ。広告のイメージに騙されてはいけない。小銭は貸してくれるけど、まとまったお金は難しいのだ。それが、銀行カードローンの正体。
それを踏まえて、次回は銀行カードローンを借りる時のポイントをいくつか。