業界用語その2

ここが変だよ、銀行用語の第2弾。
銀行員は断る時に二つの言葉をよく使う。ひとつは『総合的に判断して』。この言葉、要は逃げている。本来断る明確な理由があるけれど、それを伝えたくないから『総合的に判断して』という。伝えてしまうとお客さんがクリアーしたら応諾しないといけないからだ。

明確に理由を伝えると気の利いたお客さんなら必ず反論する。『二年連続で売上下がっていますよね』と言ったら『でも利益が増えていますよ』って反論される。そうなると困るから『総合的に判断して』となる。

銀行員にとって上司が『NO』と言ったのだからそれを簡単に『YES』にできない。『上がダメって言っている』と言いたいけど言えないから、『総合的に判断して』となる。一方『本部がダメと言っています』と言って断ることもある。これも悪質。自分達はやりたいけどどうしようもない。というスタンスがミエミエ。本当にやりたいのなら必死になって本部を説得すべきだろ。

そもそもお客さんが『じゃあ直接本部と交渉するから、連絡先教えて』と言ってきたらどうするのだろうね。本当に本部が『NO』と言っているか眉唾ものだからね。