新規銀行取引について その8

銀行が来て最初の面談です。
インタビューに答えるような感じで、あっという間に時間は過ぎてしまうと思います。
で、忘れてはいけない面談のポイント。これは二つです。

ひとつは宿題を与えることです。これは二回目の訪問をスムーズにさせるためです。
新規開拓をしている銀行員にとって難しいのは初回の訪問でなくて、実は二回目です。
だってひととおり聞いたらもうお終いでしょう。
法人新規の銀行員は自社製品を売込めないおかしな営業です。
『帰れ』と言われたら帰らなきゃいけないのは普通の営業と同じ。ただ違うのはその場で
『貸します』って言えないんだよ、決算書をもらわないと。
単純に物販なら自社製品の素晴らしさを説明すればよい。だけど、これができないんだよ決算書もらわないと。何故って貸せるかどうかわからないから。
ここが法人新規開拓の銀行員の辛いところなんだよ
そもそも決算書なんてそんな簡単にもらえないし、簡単に出す先なんて怖くて貸せない。

ひととおり聞いちゃった。で自社製品を売れない。社長も忙しいからそんな営業マンを相手にしている時間はそんなにない。
そんな営業マンにとって、二回目の訪問はとても難しい。
そのための宿題。
宿題をもらえば銀行員も来やすいでしょ。ただ、難しい宿題は絶対にダメですよ。事前にホームページかなにか見ておいて誰でも答えられるものが良いですね。
『おたくのネットバンクの手数料いくら?』なんてイイですね。誰でも調べればすぐ、わかるでしょう。